日帰り透析シャント手術
Hemodialysis
シャントトラブルとは
このような方はご相談ください。
- 脱血不良で十分な血流が確保できない
- 狭窄音がする
- シャント音低下
- 止血時間の延長・静脈圧の上昇など
- シャントがぼこぼこしている
- 手先が冷たい
- 透析時の痛み
上記項目を認めた方は、まずは超音波(エコー)検査を行い、治療方針を検討致します。
今後血液透析を行う予定の方
今後血液透析を導入される方は、シャント造設術などの手術が必要になります。当院ではシャント造設術などの手術を日帰りで行っておりますので、医師に御相談ください。
当院で行っている手術
シャント造設術
皮膚を少し切って、手首や肘の近くで動脈と表在の静脈を吻合する手術方法です。血管の状態をエコーにて確認し、自家静脈(自分の静脈)か人工血管を使用するかを判断します。
自家静脈シャント
人工血管シャント
バルーン拡張術(約30~60分)

シャントを穿刺して、細い管(シース)を入れて、狭窄部(狭いところ)をバルーンで膨らまして広げるカテーテルでの治療方法です。
上腕動脈表在化(約60~90分)

上腕(二の腕)にある上腕動脈を表面に持ってきて穿刺しやすくする方法です。皮膚は大きく切る必要がありますが、局所麻酔での手術が可能です。シャントとは異なり、心臓に負担がかからない方法です。
血栓除去術(約60~90分)
血栓にて閉塞したシャント内にカテーテルやバルーンを入れて、血栓を取り除く手術方法です。緊急で行うことが多い手術になります。
シャント閉鎖術(約30~60分)
スティール症候群・心不全などの状態となり、シャントを閉鎖する必要がある患者さんに行う手術方法になります。
長期留置カテーテル挿入術(約30~60分)

シャントを作成できない方や、緊急で透析を行う必要のある方に行う治療方法です。右の首・鎖骨のあたりに局所麻酔を行い、カテーテルを入れて皮膚に固定します。手術後翌日から使用できる方法になります。
仮性動脈瘤・シャント瘤切除術

シャントや人工血管の穿刺部が破綻し、瘤(こぶ)になった部位に対して行う手術になります。場合によっては人工血管を使用することがあります。
シャント肢痛
シャント肢に痛みのある方に対して、レーザー照射術を行っております。